日本心理臨床学会参加記(2019年6月)


 日本心理臨床学会に参加してきました。今年は横浜で開かれました。

 

 例年、本学会は夏の終わりから秋にかけて開かれることが多いのですが、今年は6月という年度で言えばかなり早い時期に開かれたことが特徴的でした。

 昨年の学会参加記では、公認心理師試験の日程が近かったせいか参加者が少なめで、(よい意味で)あまり熱気が感じられなかった、と印象を書きましたが、今年はわりと熱気があったように感じました。わからないものですね。私の感じ方がずれているのでしょうか。


 さて、今年は、現在の業務上どうしても必要があったために、公認心理師の実習関連のシンポジウムに集中して参加してきました。

 各大学の取り組みや、実習を受け入れてくださる施設の方の率直なお話などを聞くことができました。全体としては、どのように実施していくかについてそれぞれの立場で試行錯誤されている様子がありました。

 私の所属する大学も例外ではありません。多くの学生がスムーズに実習を受けられるようにするためには、施設との交渉やシステム作りなどいくつか乗り越えなければならない課題があり、個人的に震えております(苦笑)。

 

 時間をかけて、少しずつ「よい形」を作り上げていくほかないのでしょう。




 それはそれとして。

 私は学会に出ると、いつも、いかに自分に知り合いが少ないか痛感させられますが、少なくとも会うべき人には会ってお話ができたので、よかったと思います。

 特に今年は前所属の大学のゼミ卒業生が学会に参加し、彼らと一緒に飲めたので、それもうれしいことでした。元ゼミ生と同じ仕事を行う者同士として学会で会い、話したり、お酒を飲んだりできることは、大学教員のもっともうれしいことの一つであると思います。


Ueda Lab (心理療法研究室)

とある大学で心理療法の研究と教育をしています。

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