LABORATORY

 私の研究室では、以下のようなテーマについて研究をしています。


1)大テーマ:臨床心理学


2)中テーマ:心理療法におけるイメージの働きに関する研究


3)小テーマ:箱庭療法・教育相談・スクールカウンセリング


4)具体的テーマ:

① 「見る」意識と「眺める」意識についての研究

② 心理療法における倫理についての研究

③    箱庭療法の治療機序に関する研究

④ 石イメージの治療的意味に関する研究

⑤ スクールカウンセラーの抱える課題に関する研究

⑥ 現代青年の悩めなさに関する研究(共同研究)


5)ゼミ生の卒業論文(修士論文)

 私のゼミでは、自ら関心のある事象について心理学的観点から研究できるテーマであれば、基本的には何でも受け入れています。


2012年度

1.過剰適応傾向のタイプと個人のコーピング・スタイルの関係について

2.夢に対する態度と自己意識との関係について

3.広汎性発達障害者の物語作成における特徴

4.友人関係とネットコミュニケーションの志向性との関係

5.自尊感情と社会的スキル及び生活態度の関係性


2013年度

1.公的自己意識と自己効力感が自己呈示スタイルに与える影響について

2.評価者としての重要他者への評価の変化に関する研究

3.食行動とストレスとうつの関係

4.有能感の4タイプによるストレス対処法略の差異

5.女子大生における化粧タイプと自己肯定意識の関係

6.叱られることに対する構えの検討と承認欲求・自己志向的完全主義との関連

7.大学生の友人関係における居場所感について

8.青年期集団内でのセルフモニタリング行動と自己肯定意識の関連


2014年度

1.<成熟した共感>を成立させるための要因

2.アイプチ使用者の自己意識と対人不安の関連について

3.親友関係の変化過程

4.SNS疲れと賞賛獲得欲求・拒否回避欲求の関連

5.家族構成員との関係または両親の夫婦関係の認知から検討した中学生の過剰適応の規定要因

6.レジリエンスと同化および調節による意味づけの関連性について

7.教師のストレス開示抑制態度に関する研究

8.物体によるパーソナルスペースの拡大


2015年度

1.ノスタルジア経験による心理的効果とパーソナリティとの関連性について

2.陰口によって他者への印象の変化を規定する条件とは

3.読書への好感度に対する物語体験と性格特性の関連性について

4.「居場所のなさ」を感じる条件に関する研究

5.目的意識が心の安定に与える影響について


2016年度

1.現代青年が抱える「悩めなさ」の背景と今後の発展可能性について

2.自己愛的脆弱性とファン心理の関連について

3.発達障がい児の学習性無力感に関する一考察

4.小学生のレジリエンスに関する一考察

5.小学校教師のインクルーシブ教育観に関する一考察

6.非合理現象信奉とカウンセリングに対する態度との関連について

7.人生の意味を問う経験と曖昧さへの態度が人生に対する積極的態度に与える影響について

8.共感の指向性についての研究


2017年度 

1.青年期における「いたたまれなさ」の一考察

2.音楽によって起こる情動の変化についての一考察

3.他者からの被受容感が被援助志向性に与える影響について

4.親密感による自己開示の抵抗感と内省傾向の関連について

5.現実場面とTwitter場面における大学生の自己開示の違いに関する一考察




2019年度

1.恋愛の終わり方とその後の感情の関連

2.高い攻撃性を有する人の風景構成法についての質的研究


2019年度(修士論文)

1.制限付きバウムテストの可能性の検討 ―大学生の強迫傾向に着目して―


2020年度 

1.強みが自己の多面性に及ぼす影響について

2.時間的展望と解離傾向の関連

3.大学生の宗教性に関する研究

4.推測される意図に対する反応に関する研究

5.高校生における親子関係と学校での居場所感が精神的健康に及ぼす影響

6.児童相談所の現状とICT導入による利点と問題点について


2020年度(修士論文)

1.創作課題の実施による気分変容および状態自尊心についての検討

2.大学生、大学院生におけるいじめ観 ―いじめの立場に着目して―

3.安らぎとしての孤独感と苦しみとしての孤独感の尺度作成


2021年度

1.説得における説得者への印象形成及び行動変容との関連

2.繰り返し思い出される記憶が時間的展望・自尊感情に与える影響


2021年度(修士論文)

1.職業性ストレスにおける若手社員のソーシャル・サポートニーズの探索的検討

2.場面に応じた適度なセルフ・コントロールの検討


2022年度

1.他者との比較が月経による自責感に与える影響 ―場面想定法を用いて―

2.不安の抱え方が援助要請に与える影響 ―器イメージを用いて―


2022年度(修士論文)

1.ハイマートとの距離が「偶然のとらえ方」に与える影響について ―現代における共時的現象の体験と解離傾向の関係―

2.自己の多面性に適応的な側面はあるのか ―イメージであそぶ力に着目して―


2023年度(修士論文)

1.精神的自立と母親イメージの関連 ―適応的な依存の観点から―


2024年度

1.家族内コミュニケーションが子どもの適応性の獲得に与える影響 ―父母子どもの三者関係に着目して―

2.空想の多面的特徴と性格特性の関連

3.過去に経験した「⾃由」への主観的評価が個性表出の積極性に与える影響

4.困難と向き合い乗り超えるプロセス・諸要因

5.ユーモア志向がゆるし傾向性に与える影響の検討


2024年度(修士論文)

1.相談場面におけるカウンセラーの人間味に触れた際の内的体験 ―パーソナリティ障害傾向とカウンセラーイメージとの関連から―

2.月経随伴症状による苦痛と“委ねられなさ”との関連