日本箱庭療法学会参加記(2018年10月)
日本箱庭療法学会第32回大会に参加してきました。
今年は新潟青陵大学を主な場所としておこなわれました。
日本箱庭療法学会は、箱庭だけではなく、広く「イメージ」ということをテーマとして扱っている学会です。したがって、夢であったり、描画であったり、コラージュであったり、さまざまな治療的素材が取り上げられ、研究されています。
「心理療法におけるイメージの働き」ということは、私の研究の柱となっているテーマであるため、自分にとって非常に重要な学会の一つになっています。
今年の本学会では、ある事例発表の司会を仰せつかりました。ほかにも、プレイセラピーの事例発表や調査研究のセッションなどに参加しました。
基本的には、たっぷり時間をかけて1事例を検討する形式ですので、クライエントさんの作った箱庭や描画やコラージュなどの作品を実際に見せてもらいながら、いろいろと連想をふくらませることができて、大変得るところの多い時間でした。
(ただ自分の場合よくあるのは) 聞きながら、事例とは全然関係のないアイデアがひらめいたりすることです。今回の学会でもそういうことがありました。ちゃんと聞いてなくて、終始ぼんやりしているからかもしれません…(発表者の方、スミマセン(笑))。
でも、自分にとってはすごく価値のある着想でした。
そういうことも学会に参加する一つの意義ですよね。
さてー。
新潟に行くのは本当に久しぶりでしたので、楽しみにしていました。
短い時間でしたが、街の感じや空の色の感じ、人々の会話のペースやバスの運転手さんのアナウンスの違い(笑)など、その「土地」を体感することができました。
その中でも、やっぱり印象的だったのは食べ物です。
自分の数少ない才能の一つである「見知らぬところでわりといい居酒屋を見つける」という能力を遺憾なく発揮して、今回も、よい居酒屋さんに入ることができました。街中の本当に普通の居酒屋さんで、特に気取った食べ物はないのですけど、イカ刺しとか栃尾の油揚げとか甘えびの唐揚げとかが、ひっくり返るくらい美味しくて、一人でニヤニヤしながら食べてました。
そして、当然日本酒。私は日本酒はどちらかと言うと得意ではないのですが、せっかく新潟に来てウーロンハイではまずいだろうと、そこのおすすめの日本酒をいただきました。これがとても美味しくて、ニヤニヤがさらに増してしまいました。人が見たらきっと気味が悪いお客だったんじゃないかと思いますー(笑)。
ちなみに、お酒の名前は〆張鶴の越淡麗という銘柄でした。(備忘録)
最後は学会参加記じゃなくて、吉田類の「酒場放浪記」になってしまいました・・・。
(おみやげにいただいた鬼瓦です)
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