卒業生が訪ねて来てくれました。

 

 今日、私が今の大学に来て初めて送り出した卒業生が、久しぶりに研究室に顔を見せに来てくれました。


 もう彼女たちが卒業して5年になります。


 こうやって、ゼミ生と長く関係が続くのは、大学教員になった中で数少ない良かったことのひとつです。いつも言っていますが―(笑)。


 うれしいことには、今日来てくれた卒業生は、今も臨床心理学を生かした仕事に就かれて、ずっとがんばっておられるということでした。

 

 もちろん、仕事は何をしてもよいのですが、大学で専門的な学問として伝えたことを生かした仕事についてくれる学生がいるということは、やはり励みにもなります。


 私は、卒業して、心理療法やカウンセリングにかかわる仕事をしている卒業生とは、教員と学生という立場は終えて、同じ仕事をしている仲間として付き合っていきたいと考えています。その意味で、これから彼女たちと仕事やそれに関連した学びについて語り合うことができると思うと、本当にうれしいのです。


 教員冥利に尽きると言ってよいと思います。


 それから、同じく卒業して、様々な領域でがんばっておられる卒業生の話も聞くことができました。


 皆、立派です。自分が、彼ら・彼女らの年齢だった時を振り返ると、なんだかいい加減に生きていたなあと思うばかりで、恥ずかしくなります…(苦笑)。


 

 それから、さらにうれしいこともありました。

 久しぶりに彼女たちの近況を聞かせてもらったのですが、皆さん結婚をされていました…。というか、今日は、その報告に来たということもあったのです。


 一応、私の学会奨励賞もお祝いをしてくれたのですが、それどころではなくなりました。こちらがみんなにお祝いをしなければならなかったようです(笑)。

 

 本当におめでたいことです。


 

 


Ueda Lab (心理療法研究室)

とある大学で心理療法の研究と教育をしています。

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