おーい、みかーん
わが家は皆、柑橘類が好きです。
特に、私と障害のある長女は本当にみかんが大好きです。
長女はみかんが食べたいとき「おーい、みかーん」と呼んでいます(笑)。
私が持って行ってむいてあげます。
長女は(結局食べるのですけど笑)みかんと話しているみたい。
「おーい、みかーん」と呼んで、私がひと房取ってあげると、そのみかんをフリフリして(生きているのかな?)、それからぬいぐるみに(これも生きているのです)食べさせて、その後おもむろに自分が食べます。
みかんにもぬいぐるみにも同じ「いのち」があると感じているようです。アニミズムと言ってしまえばそれまでですが、私は重い障害を抱えた長女のその姿にすべての人に共通する精神発達の原型を見るような気がします。
それは人の根底にあるものが純粋なもの、善なるものであるということを意味しません。
性善説でも性悪説でもなく、人の根底にある「自然」には愛嬌があるのだなあと感じるのです。
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